本業以外にも収入を増やしたい、老後の年金代わりに不労所得が欲しいという方におすすめしたいのが、築浅マンション投資です。
ただし、どうして築浅マンションが良いのか、新築や築古物件ではダメなのか疑問を覚える方もいるでしょう。
今回の記事では、初めてのマンション投資を考えている方に向けて、築浅マンションをおすすめする理由や早めに投資を始めるべき理由を解説します。
目次
築浅マンションは新築マンションよりも初期費用が安い
マンション投資の初心者に築浅マンションをおすすめする理由は、新築よりも初期費用が安いからです。
実は、新築のマンションには、販売までにかかった広告費用やプレミア価格が上乗せされています。新築マンションのプレミア価格は、大体10%ほど。単純に計算すると、新築なら4,000万円するマンションも、築5年の築浅なら3,600万円くらいで購入できるのです。
4,000万円の新築を買うより、3,600万円の築浅マンションを買う方がローンを組みやすいですし、返済負担も軽くなります。
立地条件の良い築浅マンション投資は入居者を確保しやすい
賃貸市場では、「立地が良く駅まで近い」マンションが人気です。どれだけ利回りの高い物件に投資しても、入居者がいなければ家賃収入にはつながりません。マンション投資は、入居率を上げて毎月の収支をプラスにし、年単位で資産を少しずつ増やしていく投資の手法なので、空室期間ができづらい物件に投資することが大切です。
また、築浅であることも、入居者探しでは良い方向に働きます。なぜなら、賃貸物件の入居者も、家賃や立地が同じなら新しい物件の方が良いと考えるからです。好立地で築浅のマンションだと、家賃が高くても入居者が納得してくれるため、比較的高い家賃設定ができるというメリットもあります。
「築浅マンションは状態が良いので長く運用できる」
投資物件を選ぶ際、ぜひ考えて欲しいのが物件の運用期間と出口戦略です。
物件の運用期間は、「その物件で何年稼げるか」「総額いくら儲かるか」を左右します。
たとえば、最大で40年賃貸として運用できる家賃8万円のマンションに投資した場合、いくら稼げるか計算してみましょう。
この物件を築20年の段階で購入すると、マンション投資で稼げる利益は最大でも8万円×12ヵ月×20年=1,920万円です。
しかし、築5年の段階で物件に投資できれば、35年間運用できるので最大3,360万円稼げます。
築古物件は価格が安くて一見お得に見えますが、運用期間が短いものに投資してしまうと利益にならないケースも少なくないのです。
また、寿命を迎えた投資物件は、持っていても入居者を確保できなくなるので、出口戦略として物件を売却するか建て替える必要があります。
ここで問題になるのが、建物の築年数です。築20年の物件を20年運用すると、築40年のマンションを売却することになります。古い物件は売却価格が安く、物件の需要が低いためなかなか売却先を見つけられません。
しかし、築5年の物件を20年運用した場合、築年数は25年です。建物の寿命まで残り15年あるので築40年の物件よりも高く売れますし、買い主が見つかる可能性も高くなります。
長く運用できて、いざ手放すときも売りやすいのが築浅マンションの強みです。
条件の良い築浅マンションは取り合いになっている
マンション投資では、運用期間が長く大きな利益を見込める築浅マンションが人気を集めています。
しかし、条件の良い築浅マンションは、多くの買い主によって取り合いになっているのが現状です。
なぜなら、節税目的等で不動産投資を始めるお金持ちの投資家も増えているから。
こうした投資家は、資金力があるので優先的に良い物件の情報を手に入れますし、良いと思った物件をすぐに購入します。
条件の良い築浅マンションを見つけたら、できるだけ早く問い合わせを入れることが重要です。
マンション投資家の増加で築浅マンションの利回りが悪化している
これからマンション投資を始める方に知っておいて欲しいのが、マンション投資物件市場の動向です。
近年、マンション投資家の増加によって物件価格が高騰し、築浅マンションの利回りが悪化しています。利回りが悪化するということは、投資をしても儲からない物件が増えているということです。「今買わないと誰かに買われてしまう」という焦りや、「何とかなるだろう」という楽観で投資を始めると後悔する可能性が高いので、マンション投資を始めるときは、必ず信頼できるプロや投資のアドバイザーに相談して、投資する物件を見極めましょう。
まとめ
投資家の増加によって、マンション投資市場はより厳しい状況になっています。
これまで以上にリスクの高い物件が増えているため、投資初心者がマンション投資を始めるなら、集客力が高く長い期間運用できる築浅マンションがおすすめです。
ただ、築浅マンションも千差万別。
より良い物件を見極めるためにも、普段からマンション投資の情報を集め、信頼できるパートナーと相談しながら投資の計画を練りましょう。