マンション投資で安定収入をゲットするためには、兎にも角にも入居率を高めることが重要です。
空室の多い物件を何棟持っていても家賃は入ってきませんし、マンションを買うときに組んだローンの返済も進みません。そして、マンションの入居率は、物件選びの知識を学んだり物件に手を入れたりすることで改善できます。
今回は、マンション投資をする上で重要な入居率の高め方を押さえましょう。
目次
誰もが住みたくなる物件なら入居率が高くマンション投資には最適
マンション投資をする際に最も理想的なスタートの切り方は、都市部の大きな駅前にあるマンションを手に入れることです。買い物がしやすい、知名度が高く「○○に住んでいる」こと自体にブランド価値がある、設備が整っていて住み心地が良いなど、誰もが住みたくなる物件に投資できれば、特に工夫をしなくても満室にできるでしょう。
ただし、誰もが住みたくなる物件は、そもそも土地代が高いので高額です。マンション投資をこれから始めようというタイミングで、数億・十数億円の物件に投資をできる方はほとんどいないため、「入居率を高めたいなら誰もが住みたくなる物件に投資しよう」というのは非現実的なアドバイスになってしまいます。
そこで必要になってくるのが、「住みたい」と思われる要素を一つ一つ分析し、入居率アップを目指せる要素を持った物件を見つけられるようになることです。マンション投資をするなら、入居率が高くなるマンションの特徴を理解しておく必要があります。
最寄り駅が近く各方面にアクセスしやすい立地は入居率が高くなる
入居率の高いマンション選びにおいて、重要な要素の一つが交通の便の良さです。最寄り駅まで徒歩5~10分圏内の物件は、仕事・学校・遊びのどの場面でも移動時間を減らせるため、駅から離れた場所にある物件よりも人気があります。朝ギリギリまで寝ていたい、疲れて帰ってきたとき、最寄り駅から自宅まで長い距離を歩きたくないと考えるのはごく自然なニーズです。駅チカマンションなら、多少家賃が高くても古くても高い入居率を維持できるでしょう。
また、賃貸需要が安定しているマンション投資物件は、短期間で入居者の入れ替わりがないため部屋のクリーニング代も抑えられますし、空室期間ができないので家賃収入も安定します。
商業施設や病院などの生活インフラが充実していればおのずと入居率が高まる
満室に近い入居率をキープできる物件を探すなら、生活インフラの充実度に目を向けるのもおすすめです。駅から離れていても、近所に大きな商業施設や24時間営業のスーパーがあったり、役所や病院が近かったりすれば生活環境の良さを求める入居者が集まってきます。子育て世帯なら評判の良い保育園や幼稚園が近くにあることが魅力ですし、家族の介護をしている世帯だと車いすを乗り入れられるエレベーターの広さや、エントランスのバリアフリー対応が評価の対象です。
マンション投資物件単体ではなく、マンションを取り巻く環境込みでどのような層に受けるのかを考えれば、入居率アップにつながる効果的な不動産広告を打てるようになるでしょう。
セキュリティーが万全で安心して暮らせる物件はマンション投資で人気
セキュリティーが万全で、女性でも安心して暮らせる物件はマンション投資において非常に人気の高い投資先です。オートロック・管理人常駐・監視カメラ付き・入居者は女性限定など、高いセキュリティーを誇る物件は犯罪に巻き込まれるリスクが低いため、女性やお子さんの一人暮らし物件を探している親御さんから人気があります。
「セキュリティーが万全」というだけでほかの物件との差別化ができますし、セキュリティーが強固だと周辺の物件より家賃が高くても納得してもらえるケースが多いです。
今や生活には欠かせない!インターネット回線を完備すれば入居率アップ!
マンション投資物件の入居率を底上げしたい場合は、インターネット回線の配備を進めましょう。マンション全体や部屋で使えるフリーWi-Fiをオーナー側で用意しておけば、ネット料金の節約を重視している層を引き込めます。
また、在宅労働者やゲーマー・配信者などの利用を見据えて、光回線を契約できるようにしておくのも効果的です。光回線を提供している各企業に問い合わせ、どの会社の固定回線を引けるのか広告に掲示しておけば、ネット回線を重視する入居者が広告を見て問い合わせてくれるようになります。
まとめ
立地の良い物件、生活する上で便利な施設が周りにある物件、セキュリティーの強固な物件など、立地と設備が整っている物件は入居率が安定しやすいです。
満室が続けばマンション投資の利益も大きくなります。適当に物件を決め、設備投資や広告で入居率を何とかしようとするよりも、最初から高い入居率を期待できる物件に投資する方が楽です。マンションを選ぶときは「入居者を集められる要素を持っているかどうか」を考えましょう。