マンション投資の成否を決める要素は多岐にわたりますが、その中でも絶対に外したくなりポイントがいくつかあります。これらを押さえることでマンション投資の成功率はぐっと高まります。
絶対に外したくないポイントについて知るためにも、それらを押さえるためにも、頼りになるのがプロへの相談です。
目次
投資物件のエリアについて熟知しておく
マンション投資は賃貸需要によって成否が決まります。そもそも需要がないエリアでは、入居者が入りません。エリアについての知識を持っておくことが大切です。
たとえば、「学校が多く、単身者向けの需要が高い」「単身者向けの需要もあるが、物件が飽和状態にあり空き室率が高い」「逆に家族向けの物件が少ないため、広めの間取りの部屋は空き室率が低い」など、知識があるかないかでどの物件に投資するかが変わってきます。
これらは投資物件の本を読んだり、セミナーを聞いたりするだけでは得られない知識です。地元の不動産会社に相談すると、投資物件のあるエリアについて教えてもらえます。
マンション投資の将来的にかかる費用も資金計画に入れておく
不動産投資では家賃収入が得られますが、その一方でローンの返済や管理費、修繕費、固定資産税など、出ていくお金もある程度、発生します。
そこで忘れられがちな費用が臨時で発生する費目です。たとえば、入居者が退去した時の原状回復費やリフォーム工事費、客付けにかかる費用、設備の入れ替えにかかる費用などが、都度臨時で発生します。
購入前に収支をシミュレーションする際は、それらの費用も盛り込んでおくことが大切です。物件の状態や修繕積立金の積み立て状況など、自分で判断しにくい部分は不動産会社に確認してみましょう。
家賃とランニングコストの割合を重視する
区分マンションでは、管理費や修繕積立金といったランニングコストが発生します。家賃設定に対するランニングコストの割合は、できるだけ低く抑えましょう。たとえば、一時的に空き室になった際、家賃に対してランニングコストの割合が高いと収益がぐっと悪化します。
特に、区分マンションの修繕積立金は、一般的に購入を促すために新築当初は低めに設定されています。建築後何年かすると修繕積立金が増額され、収益が悪化するというケースが多くみられるため、注意しなければなりません。
レバレッジ効果と複利を利用する
不動産投資では不動産ローンを利用し、「レバレッジ効果」を狙う手法が一般的です。レバレッジとはテコのことで、わずかな自己資金でその何倍もの効果を生むことを指します。
できるだけ多くの現金を手元に用意し、「このくらい自己資金があるなら、貸し倒れリスクが低い」と金融機関に判断されれば、頭金としてそれらを入れなくても自己資金の何倍もの融資が受けられます。そうすれば大きな金額の物件が購入でき、資金の運用効果を高められます。
たとえば、200万円の自己資金を株式投資して毎年5%の配当を得られても、年10万円にしかなりません。しかしそれを元手に1,200万円(家賃10万円)の区分マンションを購入すれば、年間の家賃収入は120万円にもなります。つまり当初の自己資金200万円に対して、6割にあたる金額が毎年の収入として期待できるわけです(ただしランニングコストが別途発生)。
また、得られた家賃収入を手元に貯めていき、それらの収益を使って別の物件を購入すれば、さらに収入が増やせます。投資によって得られた資金を再投資して得られる利益を「複利」といいます。
このように不動産投資では、複利を利用して徐々に規模の拡大が狙えます。個人で小規模な不動産投資から始めて徐々に規模を拡大し、年商1億円を超すような人もたくさんおられます。これを成功させるには、自己資金をできるだけ使わず融資を受けることが大切です。
マンション投資の成功は不動産会社選びから
このような不動産投資成功のポイントは、初心者だとなかなか押さえられません。うっかり見落としがちなポイントをアドバイスしてくれる存在が、マンション投資に特化した不動産会社です。
単に物件を紹介し、いいことばかりをいってリスクを説明しないような業者は信頼できません。マンション投資において、不動産会社はいわばパートナーです。きちんとした事前の収益シミュレーションを提示してくれて、リスクヘッジに関しても一緒に考えてくれる会社を選びましょう。
まとめ
当社では不動産投資に関する豊富なノウハウを蓄積しています。具体的な事例を交えて投資の成功に必要なポイントを解説しますので、ご安心ください。
どれだけ書籍で勉強を積んでも、経験は実際の現場でなければ得られません。しっかりと経験を積んだプロの視点が重要です。